タトゥーマシンを選ぶ際に重要な要素のひとつが「ストローク長(Stroke Length)」です。ストロークとは、マシンのニードルバーが上下に動く距離のことを指し、通常 2.5mm〜5.0mm の範囲で設定されています。この違いが、彫りの深さやラインの仕上がり、カラーの発色、さらにはアーティストの手への負担にまで影響します。
ストローク長の基本的な特徴
• ショートストローク(2.5〜3.0mm)
ニードルの動きが短く速いため、繊細なラインワークやシェーディングに向いています。肌への負担が比較的少なく、アートメイクや小さめのデザインに最適です。
• ミディアムストローク(3.5〜4.0mm)
バランスの取れた長さで、ライン・シェーディング・カラー詰めと幅広く対応可能。オールラウンドに使えるため、多くのアーティストが標準として選ぶストロークです。
• ロングストローク(4.0〜5.0mm)
ニードルの貫入が深く、インクの定着力が高いため、しっかりとしたアウトラインや濃いカラーのパッキングに適しています。ただし、肌への負担が大きいため、技術と経験が必要になります。
ストローク選びのポイント
1. 施術の種類 – 線画中心か、カラー詰めやシェーディング中心かで選ぶ。
2. お客様の肌質 – デリケートな肌には短め、厚めの肌には長めが適する場合が多い。
3. マシンの相性 – ペン型やロータリー式では調整機能があるモデルもあるため、作風に合わせて使い分けることが可能。
まとめ
タトゥーマシンのストロークは、作品の仕上がりと施術の快適さを大きく左右する重要な要素です。アーティスト自身のスタイルやお客様の肌質に合わせて適切な長さを選ぶことで、より美しく持続性の高いタトゥーを施術することができます。



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